<おまけ・美味しい延岡>
※写真はクリックすると大きい画像で見られます。
宮崎県延岡市で何が美味しいかいろいろ探ってたら、どうも鮎と地鶏に集約されるようだ。鮎はまだ季節ではないが、チキン南蛮は延岡が発祥の地だそうで、タルタルソースの西洋風タイプと酢醤油仕立ての和食風タイプとあるそうだ。これは両方食さねば・・・
というわけで早速、大瀬橋のたもとにある、タルタルソースのタイプの「おぐら」にいって、「チキン南蛮定食」を注文。
出てきたチキン南蛮はすっごいボリューム。でかいチキンピースが5つ乗っかっている。薄いピンク色したタルタルソースをたっぷりつけてかぶりついてびっくり!
めちゃめちゃジューシーで柔らかくてうまい! タルタルソースに中からあふれ出てきた肉汁がどんどん広がって絡まっていき、さらにうまみが増した。名古屋コーチンは肉は歯ごたえがあるが噛めば噛むほど味が出てくる、って感じだが、延岡のチキンはすばらしく柔らかくてこれでもかってほどジューシー。それを南蛮の甘酢とタルタルソースで濃厚豪華に味付け、という感じだ。あっという間におなかに収まってしまった。
夜は、上のチキン南蛮の紹介と同じサイトで見つけた「旬菜たけうち」という創作和食の料理屋さんに行ってみる。高千穂鉄道の西延岡駅の近くにあるのだが、延岡から一駅なので、翌日の試合会場である延岡市民体育館の下見がてらてくてく歩いていってみた。ちなみに体育館に着いたら、ちょうど練習していた日立ハイテクの面々が練習を終えて出てくるところだった。そのまま西延岡駅方面に歩いていくと、回りはほとんど農地になった。五ヶ瀬川を渡る松山橋の上でちょうどすばらしい夕日を拝めた。
「旬菜たけうち」は西延岡駅からさらに奥の山里にある、普通の住宅を改装した食事処だ。隣に同名の青果会社の設備があり、どうやら野菜農家が直接経営しているようだ。ひな壇とお香のかおりで出迎えられ、とても落ち着く。落ち着いた洋装の女性に奥の部屋に通された。
夜のメニューはコース料理のみ。 まずは色鮮やかな前菜五種。特にたけのことシメジのゴマソース和えのおいしいことおいしいこと。たけのこはまだ早いかもと思ったのだがホコホコだった。
次は鱒のカルパッチョ風サラダと寄せ豆腐。寄せ豆腐はいろんな野菜が細かくしてたっぷり入っていて歯ごたえもうれしく、餡がかかってとても滋味深い味わいでおいしい。魚が出てきたので、ナパの白ワインでいただいた。
揚げ物はなんとラッキョウのソースでいただく。ラッキョウの独特の酸味がとても面白いソースで揚げ物ととてもよくあって美味しい。そのなかでも特に玉ねぎが甘くて甘くてめちゃくちゃ美味い。聞いたら、「延岡の空とぶ新玉ネギ」というブランド物で、1、2月に収穫できる日本一早い新玉ネギなんだそうだ。あとでJA延岡のホームページを見たらなんと新玉ネギのイメージソングまであった(笑)。しっかし本当に甘くて美味かった。もう一回あれだけ食べたいくらい。
お肉は宮崎牛の鉄板焼きをしいたけ、ネギと一緒に赤ワインでいただく。さすがのどっしりしたうまい肉だ。ネギもとっても甘くて美味しい。
ご飯は菜の花寿司とあられを散らした白玉のお吸物。お肉の後にとてもさっぱりして いい組み合わせだ。海苔の香ばしくてたまらない。
デザートにはゆずのゼリーが出てきた。 ゆずがすばらしくフルーティーで身がしゃきっとひきしまる感じだ。おいしい。
全体的に野菜がとっても美味しく、すぐそこまで来ている春の土のにおいすら感じさせる、とても優しい気持ちになれるコースだった。電車が来るまで時間があったので、香り高いコーヒーをいただきながらお店の女性に話を聞きながらゆったりとした時間をすごした。お惣菜をお土産に買って、旬菜たけうちをあとにした。外に出ると物音一つしない農村の真っ暗な夜道に満天の星空だった。
翌日、大分に向かう前に、チキン南蛮のもう一つの酢醤油仕立ての和食風タイプの店の延岡駅前の「直ちゃん」に向かう。しかしなんと定休日でがっくり。仕方なくそのまま大分への電車に乗り込んだ。
私に延岡の酢醤油仕立てのチキン南蛮が食べられる日は来るのだろうか・・・・
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